第12課 青木泰樹

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2015年 第3期 聖書の宣教師たち
第12課 宣教とメッセージ――パウロ  

青木泰樹

安息日午後 今週のテーマ
若い頃から律法を学び、ローマ市民権を持っていたパウロは、ギリシアやローマの影響が強い世界において、聖書を解き明かし、福音を語るにはうってつけの人物でした。パウロが書き送った13の手紙を通して、聖書とは異なる文化圏においてどのように信仰を守っていくことができるかということ、そのような文化圏に住む人々へのアプローチの方法を学ぶことができます。
日曜日 ギリシア人とユダヤ人
パウロは人々を何とかしてイエスに導くために、相手が信じていること、相手が興味を持っていることを糸口にして、復活されたキリストを証ししようと試みました。相手の価値観や文化を間違ったものであると全否定するのではなく、むしろそれを学び、利用することによって真理を伝えることがパウロの伝道方法でした。
月曜日 兵士と競技者
 イエスがたとえ話をよくされたように、パウロも人々にとって身近なものを例に用いながら真理を伝えました。賞を得るために日々の鍛練を怠らない競技者、皇帝に忠誠を誓い、いつも戦いに備えている兵士の姿に、パウロはクリスチャンのあるべき姿を重ね合わせています。
火曜日 パウロと律法
パウロは律法をキリストの十字架による贖いを表す犠牲制度に関する「礼典律」と、すべての時代においてすべての人が守るべき「道徳律」とに区別しています。キリストがすでに十字架におかかりになり贖いを実現してくださった今、「礼典律」はその役割を終えましたが、「道徳律」は今も神がわたしたちに守ることを求めています。
水曜日 十字架と復活
あらゆる宗教が教えている霊魂不滅という考えに対して、パウロははっきりとキリスト教の死生観を伝えました。パウロは霊魂不滅を否定することによって、神と人間の違いをはっきりさせ、生きていようが死んでいようが、人間が神になることは絶対にないことを教えたのです。
木曜日 うまく付き合う
パウロは能力がとても高い人間であったようですが、決してワンマンではありませんでした。チームワークを大切にし、その人の資質を見極めて役割を与えていました。物事をうやむやにはしない性格だったため対立することもあったようですが、仲間を恨んだり憎んだりしたことはなかったのではないでしょうか。
金曜日 さらなる研究
パウロが確信を持って書き送ったメッセージは、今も神の言葉としてわたしたちの心に語り続けています。自分が書いた13の手紙が2015年の日本において読まれているなどということは、パウロは思っていなかったはずです。その時々に神から示されたなすべき務めに忠実であり続けた結果、パウロの思惑をはるかに超えて、神はパウロを用いてくださっています。同じように、わたしたちがすぐ近くにいる大切な人に福音を伝えようと献身するとき、神はわたしたちを大きく用いてくださるのです。

セブンスデー・アドベンチスト教会

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